少し前になりますが、日経新聞に
「外国人材に日本がフラれる日 途上国GDP7000ドル転機」との記事が。
内容は、今は人気(日本)があるが、アジア各国が順調に経済成長すれば日本で働く魅力は薄れる......
上記理由として、近年注目される「国際移転換理論(経済成長と移民の同行)」との関係は、
①開発が進むにつれ国外への移民が増える
②さらに開発が進むと他の新興国への移住の魅力が薄れ、流出数が減少する。
③先進国への移住も魅力が薄れ、国外から流入する移民の数が流出数を上回る
というプロセスがあると考えられているそうです。
また、2020年の国際通貨基金の報告書において、先進国への移民は7000ドル(GDP)程度で
減り始めるとの分析がなされた。
現在日本への最大の送出し国であるベトナムの場合、2020年にGDP2785ドルで、
仮に過去10年の平均である年7%の成長を維持すれば、2030年代初めに7000ドル
に達する見込みであり、あと10年ほどで日本を希望してくれる者が減少する見通しであると......
要は、わざわざ他国に行く必要がない、また移民の送出し国から受け入れ国に移行しつつある中国と
2025年以降、外国人労働者の奪い合うようになるとの予測もなされており、
いかに日本が技能実習先として選ばれる国であり続けられるか、いかに日本で特定技能で就業したいと思ってもらえるか、
真剣に考えなくてはならない時期に突入したと実感する記事でした。